文化分析&記号論(セミオティクス)

記号論とは、現代に生きる消費者や現代社会に行き渡る時代精神を読み解くことで、将来起き得る事をいち早く予測する際に活用される調査手法です。

市場調査における記号論とは

記号論は、世の中に存在するカルチャーコード(視覚情報、文字情報、音声、画像、メタファー)の解読を通して市場を読み解く定性コンサルテーション的な側面を持った調査手法です。これらのコードが各業界(例:アンチエイジングスキンケア、ファストフードレストラン、カジノ・ゲーム)においてどのような使われ方をしているのか、また、劣勢コード(以前は主流だったが、使われなくなったもの)に取って代わろうとしている新興コードを明らかにすることを目的としています。これによって、各業界が通ってきた道程や、業界の現状、新興コードから読み解く業界の将来像を深く理解することが可能になります。

記号論におけるコードとは、誰しもが直感的にはそれだとわかっていても、すぐには頭で情報処理や識別ができない世の中に影響を与える兆しのようなものを指します:

劣勢コード ―  以前は主流だったが、現在はなくなりかけている業界の古い慣習のようなもの
支配的コード ―  現在の業界を代表するもの
新興コード ―  将来のテーマとして注目が集まりつつある新しいトレンド

記号論の応用

記号論は、世の中に散見されるサインやシンボルから言語的・非言語的に伝わるアイデアや考え方、信念を読み解く非常に強力な市場調査ツールです。また、ブランドやコミュニケーション戦略の現状を越えて、将来的なビジネスチャンスを発掘するための手段としても非常に効果的に活用できます。

日常の中で使われている記号論の例としては、交通コミュニケーションとしての信号機や、デジタルコミュニケーションで使用される絵文字や感情アイコン、ロゴやブランドのデザインなどが挙げられます。テレビや映画、新聞などのメディアにおいては、多様なオーディエンスとコミュニケーションを取っていくうえで、文化的コードがどのような役割を果たしているのか(明確な説明がなくてもオーディエンスが直感で理解していること)を明らかにする際に記号論が使われています。

記号論を用いた当社のプロジェクトは、業界におけるお客様のブランドの立ち位置の理解や、コミュニケーション戦略におけるホワイトスペースの発掘、将来的に有望な消費者戦略の明確化など多岐に渡りますが、どのようなプロジェクトであっても、お客様にひらめきや気づきの機会を提供しています。記号論分析は、市場調査レポート定性調査の補完調査として、市場のコミュニケーション・ダイナミクスをより深く理解することを目的に実施されるケースも多くあります。

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